2017年10月04日
早朝、バッタリ・・・
「ばばの日記」
10月4日(水)晴れ
我が家では、いつもじじが早起きして玄関や車庫の戸を開けてくれる。
昨日朝はジョギングには出かけなかったが、
いつものように車庫の戸を開けに行ったじじ。
ちょっと車庫前の道路に出た所で、かつての上司とバッタリ出会ってしまった。
その時のじじの格好が、よりにもよって上はランニング1枚、下も本当の部屋着。
あちゃ~~~、やっちゃったね、じじ。
変な格好している時に限って、知り合いとかに会ってしまうよね~
この、じじの上司、実はばばの恩師でもある。
当時中学生だったばばから見ても「超真面目」な先生だった。
その先生が数十年後には、じじの職場の上司・・。
ご縁って、分からないものですね。
この恩師、Y先生、今年、奥様がお亡くなりになった。
ばばは、たまたま旅行中でお悔やみにも行けず、
今年のお盆にお線香上げさせてもらってきた。

たまたま、昨日朝、戸を開けに行ったじじと、
早朝ウォーキング中だったY先生が、車庫前でバッタリ。
先生の方から色々話しかけて下さったそうで・・・・
朝食の時、じじが話してくれた。
「Y先生の奥さんは、晩年施設でお世話になっていて、
先生は毎日面会に通っていたそうだ。
その施設は先生が現在住んでおられるお家からは車では約30分の距離にある。
自分としては、出来る事を精一杯したつもりだが
妻が亡くなって初めて、もっとああしてあげれば良かった、
こうしてあげれば良かったと反省する事ばかりだよ。
だから、今のうちにばばちゃんを大事にし、出来る事はやってあげなさい」
と、先生は仰ったそうだ。
ご高齢の先生が、1日も欠かさず奥様のお見舞いに通われたというお話から
義母の事を思い出した。
義母が施設でお世話になり始めてから、
ずっと「ばばちゃん、私を父ちゃんの所に連れて行ってくれない?」と行っていた。
当時、義母は車椅子でしか移動も出来ず、
ばばの車で、義父の入院している病院へ行く事は出来なかった。
そして、義父は1日中眠り続けていて、食事は胃瘻をしてチューブからしか摂れなかった。
それでも、義母が義父に会いたがった。
ある時、車椅子も乗せる事が出来る車を貸し切って、
義母を病院へ連れて行った事がある。
目を閉じ、物も言わない夫のベッドの傍らで、義母は夫の手を握りしめ
「父ちゃ~ん、父ちゃ~ん、目を開けてごらん。
ほら、私を見てごらん、話をしてごらん。」と語り続けていた。
どのくらいの時間だっただろう?
義母は「父ちゃん、又来るからね~」と言い、
何度もベッドの方を振り帰りながら、義母の病室を後にした。
その後も数回は義母を病院へ連れて行って、義父と面会させたが
そのうちに、義母も物忘れがひどくなり、
「父ちゃんの所に連れて行って」とさえ言わなくなった。
Y先生のお話と、義母の行動から
「夫婦の愛」について考えさせられた昨朝の出来事でした。
人間誰しも避けては通れない伴侶や家族、親しい人達との永遠の別れ。
考えたくないけど、考えなければならない年齢になってしまった、じじとばばも。
娘達も帰省する度に「お母さん長生きしてよね~」と言う。
限られた時間だからこそ、夫婦も家族も姉妹兄弟も
お互いいたわり合って、仲良く過ごさなくちゃいけないよね。
と分かっちゃいるけど、何故か、じじにだけは「意地悪」をしたくなるばばなんですよ~
※画像は、過日友人宅で撮った「日々草」です。
10月4日(水)晴れ
我が家では、いつもじじが早起きして玄関や車庫の戸を開けてくれる。
昨日朝はジョギングには出かけなかったが、
いつものように車庫の戸を開けに行ったじじ。
ちょっと車庫前の道路に出た所で、かつての上司とバッタリ出会ってしまった。
その時のじじの格好が、よりにもよって上はランニング1枚、下も本当の部屋着。
あちゃ~~~、やっちゃったね、じじ。
変な格好している時に限って、知り合いとかに会ってしまうよね~
この、じじの上司、実はばばの恩師でもある。
当時中学生だったばばから見ても「超真面目」な先生だった。
その先生が数十年後には、じじの職場の上司・・。
ご縁って、分からないものですね。
この恩師、Y先生、今年、奥様がお亡くなりになった。
ばばは、たまたま旅行中でお悔やみにも行けず、
今年のお盆にお線香上げさせてもらってきた。

たまたま、昨日朝、戸を開けに行ったじじと、
早朝ウォーキング中だったY先生が、車庫前でバッタリ。
先生の方から色々話しかけて下さったそうで・・・・
朝食の時、じじが話してくれた。
「Y先生の奥さんは、晩年施設でお世話になっていて、
先生は毎日面会に通っていたそうだ。
その施設は先生が現在住んでおられるお家からは車では約30分の距離にある。
自分としては、出来る事を精一杯したつもりだが
妻が亡くなって初めて、もっとああしてあげれば良かった、
こうしてあげれば良かったと反省する事ばかりだよ。
だから、今のうちにばばちゃんを大事にし、出来る事はやってあげなさい」
と、先生は仰ったそうだ。
ご高齢の先生が、1日も欠かさず奥様のお見舞いに通われたというお話から
義母の事を思い出した。
義母が施設でお世話になり始めてから、
ずっと「ばばちゃん、私を父ちゃんの所に連れて行ってくれない?」と行っていた。
当時、義母は車椅子でしか移動も出来ず、
ばばの車で、義父の入院している病院へ行く事は出来なかった。
そして、義父は1日中眠り続けていて、食事は胃瘻をしてチューブからしか摂れなかった。
それでも、義母が義父に会いたがった。
ある時、車椅子も乗せる事が出来る車を貸し切って、
義母を病院へ連れて行った事がある。
目を閉じ、物も言わない夫のベッドの傍らで、義母は夫の手を握りしめ
「父ちゃ~ん、父ちゃ~ん、目を開けてごらん。
ほら、私を見てごらん、話をしてごらん。」と語り続けていた。
どのくらいの時間だっただろう?
義母は「父ちゃん、又来るからね~」と言い、
何度もベッドの方を振り帰りながら、義母の病室を後にした。
その後も数回は義母を病院へ連れて行って、義父と面会させたが
そのうちに、義母も物忘れがひどくなり、
「父ちゃんの所に連れて行って」とさえ言わなくなった。
Y先生のお話と、義母の行動から
「夫婦の愛」について考えさせられた昨朝の出来事でした。
人間誰しも避けては通れない伴侶や家族、親しい人達との永遠の別れ。
考えたくないけど、考えなければならない年齢になってしまった、じじとばばも。
娘達も帰省する度に「お母さん長生きしてよね~」と言う。
限られた時間だからこそ、夫婦も家族も姉妹兄弟も
お互いいたわり合って、仲良く過ごさなくちゃいけないよね。
と分かっちゃいるけど、何故か、じじにだけは「意地悪」をしたくなるばばなんですよ~
※画像は、過日友人宅で撮った「日々草」です。
Posted by ibuchanじじ&ばば at 14:25│Comments(0)
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