2014年07月04日
旦那さんをやりなさいね~って
「ばばの日記」
7月4日(金)晴れ
5時前に義母と面会してきた~。
入所者たち、既に食堂へ集まりつつあったが
母の姿は見えなかったので部屋へ行ってみた。
母はスヤスヤ寝息を立てて寝ていた。
額を触っても、胸の前で組んだ手を触っても
「お母さん!」って呼びかけても目覚めなかったので、
ばばもベッド脇で黙って母の寝顔を見ていた。
職員さんが来て、呼びかけても起きない母。
耳元で「夕ご飯ですよ~。食堂へ行きましょ。
誰か来ていますよ~誰かな?目を開けてみて下さ~い」と
何回も呼びかけてやっと薄目を開け母は。
よっぽど眠かったのかなぁ?
しばらくキョトンとしていたが、
ばばに気づいたらしく「ばばちゃん。ありがとう!」って。
その後職員さんが車椅子の母を移してくれ、
ばばが食堂まで押していた。
ばばが食堂の入り口に行くと、座っていたじいちゃんや、ばあちゃんが
一斉に母とばばに目を向けた。
軽く会釈をして、母の席へ行き車椅子のストッパーをかけ、
その横の床に、ばばも座った。
母は柔らかな笑顔で、何度も何度も頷いた。
周囲の、入所者さん達とも話しながら
母とも家のことや、じじのこと、孫のことなどを話すと
母はニコニコ最高の笑顔。
すると、母の左前に座ったKおばあちゃんが
しきりに「あなたは優しいねぇ」って、ばばのことを褒めだした。
「ありがとうございます」という意味を込めて頭を下げると
「あなたは本当に偉いわ」と、何度も何度も言った後、
「そちらと、あなたは、どういう関係?」って聞かれた。
「私はこちらの長男の嫁です」と答えると、又しても
「あなたは偉い。本当に偉い。」と言って、ばばに向かって両手を合わせた。
墓前や仏壇で手を合わせることはあっても、
他人様から手を合わせて拝まれるなんて・・・・。
ばばも、「ありがとうございます」って、逆にKおばちゃんを拝んだよ。
この時間に面会に行っていたのは、ばばだけだったから
きっと、誰かと話がしたかったんだろうね~
母に「今度はじじが面会に来るからね~」と言って
食堂を出ようとすると、Tおばちゃんが、ばばに向かって親指を立て
「旦那は?」って。
このおばちゃんは、じじが代のお気に入り。
と言うのも、このおばちゃんの出身地が、じじの初任地の校区だったから
まるで、じじを同郷の人と思っているみたい。
このおばちゃんは、じじとばばに必ず言う。
「私のお母さんも、先生をしていたのよ」って。
今日もばばに「私のお母さんは
古仁屋の隣のどこそこで先生をしていたのよ」って話した。
ばばが、おばちゃんに「あと2,3日したら、今度は主人が来ますからね」と言うと
「もう、あなたは来なくて良いから、旦那さんをやりなさいね~」って
ニコニコしながら言ったので、周囲のおじちゃん、おばちゃん、
職員さんまでもが、笑っていた。
みんなの笑顔を見ると、ばばも嬉しくなる。
年を重ね70代、、80代、90代になり、加齢や病気で
自分で身の回りのことが出来なくなり、
家族とも離れて、施設暮らしをする、おじちゃんや、おばちゃん。
みんな人恋しそうで・・・・・・
じじやばばだって、いつか同じ境遇になるかも知れないと思うと切なくなる。
せめて、母と面会に行く日は、なるべく多くのおじちゃん、おばちゃんにも
声がけをしようと努めているばばだ。
7月4日(金)晴れ
5時前に義母と面会してきた~。
入所者たち、既に食堂へ集まりつつあったが
母の姿は見えなかったので部屋へ行ってみた。
母はスヤスヤ寝息を立てて寝ていた。
額を触っても、胸の前で組んだ手を触っても
「お母さん!」って呼びかけても目覚めなかったので、
ばばもベッド脇で黙って母の寝顔を見ていた。
職員さんが来て、呼びかけても起きない母。
耳元で「夕ご飯ですよ~。食堂へ行きましょ。
誰か来ていますよ~誰かな?目を開けてみて下さ~い」と
何回も呼びかけてやっと薄目を開け母は。
よっぽど眠かったのかなぁ?
しばらくキョトンとしていたが、
ばばに気づいたらしく「ばばちゃん。ありがとう!」って。
その後職員さんが車椅子の母を移してくれ、
ばばが食堂まで押していた。
ばばが食堂の入り口に行くと、座っていたじいちゃんや、ばあちゃんが
一斉に母とばばに目を向けた。
軽く会釈をして、母の席へ行き車椅子のストッパーをかけ、
その横の床に、ばばも座った。
母は柔らかな笑顔で、何度も何度も頷いた。
周囲の、入所者さん達とも話しながら
母とも家のことや、じじのこと、孫のことなどを話すと
母はニコニコ最高の笑顔。
すると、母の左前に座ったKおばあちゃんが
しきりに「あなたは優しいねぇ」って、ばばのことを褒めだした。
「ありがとうございます」という意味を込めて頭を下げると
「あなたは本当に偉いわ」と、何度も何度も言った後、
「そちらと、あなたは、どういう関係?」って聞かれた。
「私はこちらの長男の嫁です」と答えると、又しても
「あなたは偉い。本当に偉い。」と言って、ばばに向かって両手を合わせた。
墓前や仏壇で手を合わせることはあっても、
他人様から手を合わせて拝まれるなんて・・・・。
ばばも、「ありがとうございます」って、逆にKおばちゃんを拝んだよ。
この時間に面会に行っていたのは、ばばだけだったから
きっと、誰かと話がしたかったんだろうね~
母に「今度はじじが面会に来るからね~」と言って
食堂を出ようとすると、Tおばちゃんが、ばばに向かって親指を立て
「旦那は?」って。
このおばちゃんは、じじが代のお気に入り。
と言うのも、このおばちゃんの出身地が、じじの初任地の校区だったから
まるで、じじを同郷の人と思っているみたい。
このおばちゃんは、じじとばばに必ず言う。
「私のお母さんも、先生をしていたのよ」って。
今日もばばに「私のお母さんは
古仁屋の隣のどこそこで先生をしていたのよ」って話した。
ばばが、おばちゃんに「あと2,3日したら、今度は主人が来ますからね」と言うと
「もう、あなたは来なくて良いから、旦那さんをやりなさいね~」って
ニコニコしながら言ったので、周囲のおじちゃん、おばちゃん、
職員さんまでもが、笑っていた。
みんなの笑顔を見ると、ばばも嬉しくなる。
年を重ね70代、、80代、90代になり、加齢や病気で
自分で身の回りのことが出来なくなり、
家族とも離れて、施設暮らしをする、おじちゃんや、おばちゃん。
みんな人恋しそうで・・・・・・
じじやばばだって、いつか同じ境遇になるかも知れないと思うと切なくなる。
せめて、母と面会に行く日は、なるべく多くのおじちゃん、おばちゃんにも
声がけをしようと努めているばばだ。
Posted by ibuchanじじ&ばば at 21:21│Comments(0)
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